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ドメーヌ・フラドン エクストラヴュー ピノー・デ・シャラント 17.5% pour BAR DORAS 500ml ※リキュール
容量:700ml
生産地域:フランス
蒸留所名:ドメーヌ・フラドン
総本数:216本
<公式コメント>
《世界3ヶ国目&アジア初輸出となったフラドン家より、25年長期熟成ピノー・デ・シャラント》
※こちらはコニャックではありません。コニャックベースを使用した甘味果実酒です。
【輸入経緯】
今回の輸入はコニャックでなく、初めて酒精強化ワインとなる「ピノー・デ・シャラント」(以下ピノー)をご紹介致します。しかも長期熟成品、輸出はオランダとベルギーだけの2ヶ国で、アジアへはBAR DORAS向けだけに初の輸出となる造り手となります。
ピノーは日本にも輸入実例がありますが、少量で若いものがほとんどです。レストランやバーでの扱いも極少量となっている現状です。
最初にピノーを簡単に説明すると、ブドウ果汁に同じブドウ園のコニャックをブレンドして樽熟成させ(白・赤・ロゼで最低熟成年数も違いあり)、アルコール度数16〜22度内の規定内でAOC(原産地統制呼称制度)を名乗れるコニャック地方で伝統的な甘口ヴァン・ド・リキュール(ワインリキュール)であります。
それでは今回の出逢いを遡ってみたいと思います。
2020年1月15日、初めて「Domaine FRADON(ドメーヌ・フラドン)」を訪問しました。
コニャック地方には約4500軒のブドウ栽培農家が点在していますが、アンテナを張って情報を得ていた中で興味を持っていた1つにドメーヌ・フラドンがあり、その前の年の暮れにメールを送りアポイントを取りました。農家へは突然訪問しても畑で仕事されて不在が多いのでアポイントを事前に取っています。
この年のコニャック訪問は午前中9時と11時、午後2時と4時と、1日に4軒のアポイントを4日間毎日続け、精神も研ぎ澄まされ集中していました。
午後4時のアポイントでフラドン家に到着すると、現在家業を継いでいる息子のダミアン・フラドンさんが迎えてくださいました。
ドメーヌ・フラドンはプティット・シャンパーニュ地区ジョンザック町から5kmのレオ-シュル-トレフル村に位置し、ブドウ畑は日当たりの良い粘土石灰岩白亜紀土壌のテロワールを持ち、大西洋からの空気の流入により気温は緩和され、ブドウの栽培、特に蒸留用の白ブドウ品種に必要なフレッシュさと酸味を保つのに理想的な環境に位置しています。
輸入したことのあるCognac BERTRANDはフラドン家から3km弱の距離にあります。
フラドン家の各ブドウ栽培の品種パーセンテージは、コニャックに適し現在主流となる白ブドウのユニ・ブランが最も大きな割合を占めており77%、絶滅危惧種フォル・ブランシュが3%、一般的にピノーを造るためのメイン品種となるコロンバールが2%、白ワイン用のソーヴィニヨン・ブランが 7%、赤ワイン用の黒ブドウ品種はメルロー6%、カベルネ・ソーヴィニヨン5%になっています。
1月の蒸留期間であったため、事前に「蒸留を見学したい」とリクエストしていた香り高い蒸留所に早速ご案内いただき、37ヘクタールの自家畑でコニャック年間生産量3000本の少量生産の醍醐味、量よりも質を選ぶスタイルを各所に感じられました。
大手とはヘネシーとだけ契約して原酒を供給しています。
事前にフラドン家を調べていた段階ではコニャックは勿論、良質なピノーの造り手として興味を持って注目していました。
代々続くブドウ農業から1930年代にダミアンさんの曾祖父アンリさんが初めてピノーの瓶詰めを始める前までは、家族内でのみ消費されていた地元の食前酒で、当時はまだ4〜5 社のピノー出荷業者だけが存在していたようです。
フラドン家の生産量がピノーに関してはコニャックの5倍、15000本ある意味合いは味わいに明確に表れていました。
スタンダード商品とは別に今回リリースするExtra Vieux(エクストラ・ヴュー/並外れて古い)ピノーをテイスティングした時の感動と興奮は今でも覚えています。
通常のピノーは白で最低18ヵ月熟成(うち12ヵ月はオーク樽熟成)、赤・ロゼで最低12ヵ月熟成(うち8ヵ月はオーク樽熟成)が義務付けられています。Vieux(ヴュー)が付くとオーク樽で最低7年熟成、Très Vieux(トレ・ヴュー)が付くとオーク樽で最低12年熟成となりますが、こちらのExtra Vieux(エクストラ・ヴュー)は、なんとトレ・ヴューの2倍以上の“25年”長期熟成されています。
現地で数々のテイスティングをしてきましたが、記憶に残る味わいの1つでした。
コニャックとエクストラ・ヴューのピノーを購入し、ダミアンさんに初訪問では恒例のプレゼントとなる招き猫の手ぬぐいを渡して次のコニャック訪問での再訪を誓いました。
帰国して直ぐにコロナ禍となり、2年ぶりとなった2022年2月8日のコニャック廻りでは、フラドン家にも再訪し、ダミアンさんと再会。帰国して感動的な味わいだったエクストラ・ヴューのピノーをBAR DORASプライベートボトルとして、提供出来る範囲Maxの216本を出していただき進めてきました。
ダミアンさんは30代なのと2国だけでも輸出しているので、帰国後にメールで重要なやり取りをするには仏語より細かなことを伝え易い英語でお願いしたのですが、輸出国の1つベルギーはフランス語圏語でもあり仏語でしか出来ないとの提示がありました。自身の仏語語学力が足りずやり取りにも時間が掛かりましたが、それは今思えばアジア初輸入が出来たことからも仏語で通したことで達成感も生まれました。
出荷段階でフランスのストライキと被ってしまい、ノルマンディー地方ル・アーブル港から出港出来ず、陸路で海岸線をオランダに向かい、ロッテルダム港からコンテナ船で日本へ向かうため輸入に時間が更にかかりました。
ダミアンさんのお父様、先代ミシェルさんが造った時代の1996/1997/1998ヴィンテージがブレンドされた25年熟成のオールド・ピノーをここでご紹介致します。
フラドン家で栽培されたブドウをプレスし、果汁を発酵させた“もろみ”3/4に、自家蒸留した70度のコニャック原酒1/4を合わせて、350リットルのフレンチオークで熟成された酒精強化ワインのピノー・デ・シャラント(以下ピノー)です。
通常コロンバール種で造られることが多いピノーですが、25年長期熟成させられるために造られたこちらのExtra Vieux(エクストラ・ヴュー)は、コニャックを造る中でメジャー品種となるユニ・ブラン種を80%使い、コロンバール種は20%の配合となります。ユニ・ブラン種を使うことで長期熟成が可能になり、甘味と酸味が両方ともしっかりある中でのまとまりと一体感が生まれています。
立ち上がる香りはブドウ以外にドライプラム、ドライプルーン、黒蜜、藁、くるみ、きのこ。
味わいは甘味同様にブドウの持つ酸味も力強く、長期熟成により旨みと共にしっかりとしたコクが形成されています。
複雑さが出てトロッとした古酒ならではの重厚な舌触りがあり、極上の味わいに現地でテイスティングした瞬間の感動は忘れません。
余韻は長期熟成で枯れた熟成の風味の中に生きたブドウの甘みが品良く残ります。
若いタイプのピノーは通常では冷やして、甘くても食前酒のカテゴリーに入ります。
また、コニャック地方のクラシックなレストランに行くと料理の1皿目に赤肉メロンとピノー合わす伝統があります。コニャック農家さんのお家で何回も赤肉メロンとピノーをご馳走になり経験させていただきました。
今回のような長熟オールド・ピノーは冷やし過ぎず10〜15℃、もちろん常温でも、食中ならフォアグラ、チーズ(ロックフォールのブルーやシェーブル)との相性はパーフェクトです。
熟成を経た芳香・成分の凝縮された旨味は、じっくりと堪能したい幸せをもたらす食後のデザートワインとしてもおすすめです。
今回発売時となる暑い夏場は少し冷やして、甘口ワインとの違いがある、甘いだけではなく締まりのあるユニ・ブラン種の優美な酸を愉しむのもおすすめです。
ボトルの保存は開封前・開封後とも立てたままで、グラスは香りを楽しめるワイングラスを推奨致します。
Commented & tasted by Yasutaka NAKAMORI
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